鑑賞後に真っ先に思い出したのは「真夜中のカウボーイ」と「スケアクロウ」…特に激しいアクションも無く静寂なゆったりした、どちらかと言うと牧歌的な語り口。西部劇のワイルドな時代にスケールのちっちゃな、ある意味セコいお話。あの時代、皆んなが撃ち合い殴り合いしてた訳じゃない、心優しき力無き者は、寄り添い力を合わせ小狡く立ち回り生き抜いてたんだろーなーと言うお話が何故か派手な西部劇より胸に迫った。あまりにもゆったりしたテンポ感なので寝る人はきっと寝るし好みは別れると思うが私は好きな映画でした。そして、リリー・グラッドストーンがチラッと出ててびっくりした。
「鳥には巣、蜘蛛には網、人には友情」
凄く優しい映画でした