どんな環境にいようと
人間でいることさえやめなければ
その人自身に戻れるチャンスを掴み取れるというストーリー。
と短くまとめてしまうにはあまりにも残酷な境遇で、そこにたどり着くまでは長すぎる道のりであったとこちらも奥歯をぎりぎり言わせながら観ました。
彼は子供の頃から変わってはいなかったけれど、あの環境が別の人間の皮を被せて
、彼はそれでも生きなければいけなかったのだと、話が進むにつれ、彼の本当の人間性が滲み出してあふれて来て、彼にとっては母親だけが希望だったんだなと思いました。
短編とセットで見られたので、彼のことなど深く触れられた気がしました。これ単体で見てしまうと、単なる、事実を元にしたストーリーとだけ感じる人も居るかもしれません。
どちらかと言うと短編が本編。
