えりみ

SKIN/スキンのえりみのレビュー・感想・評価

SKIN/スキン(2019年製作の映画)
4.2
私が観た回は短編併映、既に配信でみたけど。
衝撃的な展開を見せる短編は、長編である本作を撮るための資金調達を目的としたプレゼンムービー。
ところがコレがアカデミー賞を受賞🎦
そもそもは、2011年6月にアメリカで放送されたブライオン・ワイドナーのドキュメント番組「Erasing Hate」をユダヤ人の監督が目にして「映画化したい!」て思ったのがきっかけとか。
TV番組の方が見てみたい📺
実在の人物、ブライオンワイドナーが14歳から入ったホワイトパワースキンヘッド「ヴィンランダーズソーシャルクラブ」を抜け、ヘイトをかたどる刺青を602日350万円以上かけて除去する様子に密着している模様。
本作はこれらの実話を基にちょっと脚色した物語。
なので短編とはテイストが違う、短編ほどのキレはなく言い方悪いけど至ってオーソドックスな作り。
監督は「短編に対するアンサームービーになっている」と云うてるらしい。
それには納得😌
愛犬BOSS🐶が酷い殺され方する😠のでR15+指定。
ベッドシーンで黒いボカシ入ったりもする。
21世紀とは思われへんぐらいチェーンスモーカーしか出てきゃあへんからR指定なのかも🚬

犬好きのブライオン”バブス”(実物の愛称はピットブルとか)が転向するきっかけは、ありきたりながら「愛する家族をみつけた」から。
そのヒロインを演じるのは『パティ・ケイク$』のダニエル・マクドナルド。
ものすごい真っ赤な口紅塗った時はエ❓と思たけど👄、
彼女のおちょぼ口に目が釘付け😍
シースルーの網アミさえ着なければ豊満ボディも🥰
主役のジェイミーベルより彼女の方が光ってた。
白人至上主義者達の集会の模様などをTVで見たことあるが、確かに参加者はぽっちゃりした女性が多かったもんな。
シングルマザーで過去の男も皆ロクデナシっぽいので養育費も期待できそうにないジュリーがどうやって生計を立ててるのか全く謎ではあるけど
3人の娘がまた皆可愛らしい💛
長女の煙草の吸い方の幼さよ(喫煙可能年齢ではないからR指定か)
次女は見せ場少なかったけど、末っ子は犬にもブライオンにも懐いて実に無邪気。
”ママ”役のヴェラファーミガ、パッサパサの髪の毛がそれっぽい。あれはカツラなのか?まさかキューティクル除去とか⁉ヤメテーー
女性陣はもちろんキャスティングはどれもバッチリ。
腑に落ちへんのは、
十代からほぼ洗脳に近い状態のブライオンがあっさり転向しているように見える点と、
エンディングテーマにもなってるPhilip LewinのWatercolours
これ、結婚式の時にも娘達が歌うんやけど字幕で歌詞をみてる限りウェディングソングには相応しくないような気が…日本みたいに忌み言葉とか気にせえへんのかな🚬

〈みどころ〉
・やっぱりなんといっても刺青除去シーン
レーザーでバッチンバッチン恐ろし痛い😨
因みにブライオンは顔含め全身にタトゥー入っていましたが、25回以上の手術に350万円以上かけて除去出来たのは、人目に触れる顔面から首元と拳のところだけ😰
痛すぎてそれ以上は耐えられへんかったんかも知れへんけど。
タトゥーを入れる時はよく考えて🤔興味はあるけどねぇ
タトゥーを入れさせることでコミュニティから抜けにくくさせる効果もあるんやろうなぁ。。。
・短編に出てきたギミック?も随所に。
バリカン
サーフィン
ギャビンの存在も短編にありましたな
ダニエル・マクドナルドは短編・長編両方に出演

新しくなったPARCOに初めて入ったけど昔のイメージゼロ高級感😲
そして此処の劇場寒い🥶
中年太りのオッサンでも最後の方冷えて辛かったから、冷え性の人は要対策を。
消毒液完備、検温あり。席間引き営業。
席の前も左右もゆったりしてるし、スクリーンは小さいけれど端っこでも観ずらいってことは無いから視聴環境はそんなに悪くないんやけど。
えりみ

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