伊藤快

きみの瞳(め)が問いかけているの伊藤快のレビュー・感想・評価

3.8
吉高由里子の演技と横浜流星の演技がものすごく光っていたとしか言いようがない、作品の内容の悪い部分を補う以上のものを見せてくれた映画だった。特に吉高由里子の演技は、横道世之介で見せてくれたあの穏やかな部分にも強い自分の意思を持っているというヒロインの必要な要素を今回も彷彿とさせる素晴らしいものだったと思う。ただ一つ惜しい部分を挙げるなら、終わり10分ぐらいからのラストシーンであった。せっかくここまで丁寧にストーリーを作り上げてたのに、急に雑さが垣間見えてしまったのが残念だった。それを除けば、良作に入るだろう。
伊藤快

伊藤快