Naoya

存在するもののNaoyaのレビュー・感想・評価

存在するもの(2019年製作の映画)
2.7
双子の妹が急死したことを知った男は帰郷する。男は妹の死の真相を探ることに。ホラー作。妹の死因を探るべく奮闘するが、家族の過去、そして主人公自分自身の過去をも明らかにしていく展開は斬新。家族の不可解な死と、それに通ずるホラー要素の繋げ方が良く楽しめる。そして、ホラー演出が多彩でバラエティ豊か。ワンパターンな演出ではなく、様々なホラーの見せ場があり、得体の知れない恐怖に怯える主人公へ感情移入はしやすい内容。詰め込み感はあり、様々なホラーのあるあるは力技の雰囲気もあるが、単純さ、力強さは良い。様々なホラーな展開があるが、全てに統合性があるともっと味のある良さげなホラーになったように感じられる、面白い題材ではある。
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