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水曜日が消えたのjunのレビュー・感想・評価

水曜日が消えた(2020年製作の映画)
3.5
ある1人の男が過去のあることをきっかけに1週間毎日違う人格が出てくるようになるお話。
月曜日は私生活にだらしがないバンドマン、火曜日は几帳面で真面目で主にみんなの尻拭い的な存在、水曜は運動好きのさわやか系、木曜は眼鏡をかけなにやら絵描きの仕事をしていて、金曜は植物愛好家、土曜はポップな服装を好むゲーマー、日曜は釣りをこよなく愛する自由人でいつの間にやら車の免許も取得。それぞれに趣味も個性も違ういわばひとりシェアハウスみたいな感覚。

主に火曜日の彼を主軸として話は進みますが特に印象に残ったのは「僕の一年は52日しかない」というセリフ。当たり前に一年365日生きている人間にとって時間の貴重さを思い知るセリフでした。
時間を7人で割るとか毎日人格が違うため友達ができないとか生きづらさはあるでしょうがなぜだか少しだけ羨ましかった。
たぶん自分じゃない自分になれる瞬間があることに…かな?

もしどの曜日かを選べるならゴミ出しのない日にしたいな。笑
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