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リチャード・ジュエルのILLminoruvskyのレビュー・感想・評価

リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)
3.5
製作・監督:クリント・イーストウッド、脚本: ビリー・レイ、出演: ポール・ウォルター・ハウザー、サム・ロックウェル、キャシー・ベイツ、他、による、マリー・ブレナーが1997年に雑誌『ヴァニティ・フェア』に寄稿した記事『American Nightmare: The Ballad of Richard Jewell(アメリカの悪夢:リチャード・ジュエルのバラード)』を原作とした、リチャード・ジュエルの「伝記」映画。

原作未読。

1996年、アトランタで実際に起きた爆破事件の知られざる舞台裏、理不尽で計り知れない苦悩を味わう不運な警備員の姿を硬軟自在の演出で描いた味わい深いヒューマン・ドラマ名作。
緩急の絶妙なバランスで成り立っている。

とにかく、本作内でのリチャード・ジュエルのキャラクターがクセが強くて、危なっかしいイノセント。独特の空気感で笑ってしまう場面が多々。

サム・ロックウェル、キャシー・ベイツは素晴らしいの一言。

オリヴィア・ワイルドの野心家っぷりも良かった。*彼女の仕事の仕方の演出が問題になってますが…

そして、FBIの2人の「権力は人をモンスターにさせる」クソっぷり。リチャードを舐めまくっててホントむちゃくちゃ… しかしアレがホントの話なのが恐過ぎる。
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