レイラ

リチャード・ジュエルのレイラのレビュー・感想・評価

リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)
3.8
ここまで脇に逸れず真面目さと正義を貫ける人は滅多にいない。疎まれてたり周りと違う自分も全て受け入れて人のために自分を犠牲にする姿、この人にしかできない生き様だと感じた。
ワトソンはもちろん、あまり描かれていなかったナディアの活躍も大きかったことが容易に想像できる。

当時のアメリカ社会も汲み取れるし、絶対権力のFBIがこんな杜撰な対応にやっぱりかという失望感も生まれ、相当な実話なのにどこか落ち着きがあって作中に溢れるあらゆる要素から見るものの反応を伺うような雰囲気、さすがイーストウッド監督だと思った。
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