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リチャード・ジュエルのopokoのレビュー・感想・評価

リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)
3.8
2024/01/31視聴、U-NEXT

クリント・イーストウッド監督作品連続鑑賞中。

クリント・イーストウッド監督は、実話に基づくものを題材にしていることが多い。基づくというより実話に忠実な作品かも。
本作も、実際の話をベースにしている。

アトランタオリンピック開催の時、会場近くの公園で爆破物を見つけた警備員リチャードジュエル。一時は英雄として時の人になったが、第一発見者が怪しいという論法から一転して容疑者となる。。。

FBIの(不当)捜査と、マスコミの過剰な報道。
そして、イラつくほどのまっすぐなリチャードジュエルと、唯一普通に接してくれたとリチャードが感じた弁護士ワトソンの奮闘。。。

FBIの強引な捜査は時代が違うんじゃないかと思うほど驚くが、マスコミの過剰な報道と手のひら返しは、今も昔も、そして日本でも同様であり、我々も時にマスコミに踊らされたり、同調したりと反省すべき点も多い。

本当のリチャードジュエルはどのような人物かわからないが、作品の中では、少し人と違う、言葉を選ばずに言うと空気を読めない純粋な人に映る。この純粋さが見ている方(というか私だけ?)をイラつかせた。

エンドロールで、その後を伝えていく文章に、残念であったりほっとしたりと、クリント・イーストウッド監督作品は、エンドロールにも引き込まれるものを持ってくるのが、楽しみであり、スコアアップ要素になる。
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