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リチャード・ジュエルのkyoheiのレビュー・感想・評価

リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)
4.2
なんとなく、見ていて他人の気がしないポール・ウォルター・ハウザーが主演だったので観てきました。

爆弾を発見(相変わらず緊張感が凄かった…)して迅速な対応をして被害を最小限に抑えた英雄から一転、無実の罪でFBIやマスコミから餌食になると言う…相変わらずイーストウッド監督凄いと思いました。

ポール・ウォルター・ハウザーが印象に残った作品は、『アイ・トーニャ』の確かショーンなんですけど、今回作品の主人公も、正義感は溢れているんですけど、不器用な人生を送っていて、要領が良くなくて、ちょっと抜けているところがあるので、相変わらず、こう言う人物をやらせる上手いなぁと思いました。

無実の人を、こういう犯罪をする人には、こう言う傾向がある…みたいな感じで型通り落とし込んでいくプロファイリングの行為は酷いと思いました…
しかもマスコミとぐるになってリンチしていくと言うダブルパンチ…
こんなで冤罪とかは生まれるのでは?と思いました。

『ジョジョラビット』に続いて、主人公に味方をするサム・ロックウェルは、相変わらず良かったし、息子を救うために、母親が記者会見するシーンはグッときました。

正しいことをすることが、嫌になってしまうような世の中になって欲しくないなと、ぼんやりと思いました。
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