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リチャード・ジュエルのメグのレビュー・感想・評価

リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)
4.0
あくまで作品としてのスコア。
観る前は、歴史上の人物でもないのに人の名前をタイトルにするなんて珍しいなと思いましたが、観た後は意図がわかりました。この作品も彼の名誉を復活させる一つにしたかったのかなと。
英雄にするのも犯罪者呼ばわりするのもメディアと大衆。
私達もいつ加担する側になるかわからない。

…と、映画としてはなかなか見応えあったのですが、女性記者がマジ最低だわーと思ったら、このキャラクターについてはかなりフィクションがあるようで、本物の記者の名前を使っての悪者改変してたら、犯人呼ばわりしたメディアと大して変わらないことやってるんでは?と冷めました。

事実を元にした映画はある程度フィクションも入るものですが、倫理や手順は踏まえた上、でお願いしたいものですね。

とはいえ、フィクションとしてのキャシーをいい感じに嫌な奴として演じきったオリヴィアは素晴らしい!
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