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雨月物語のmikuのレビュー・感想・評価

雨月物語(1953年製作の映画)
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勤勉そうに見えても、男の理想のメタファーのような幽霊にころっとやられちゃうので、所詮どいつもこいつもクズって話なのかもしれない。悲しいのは殺された妻であって、残された夫の悲しさなんか知るか、てめえのせいだ、って怒りが込み上げますね。男の行動の代償を払わされる女たちの地獄をきちんと描いてる。絹代様の「死んでもそばにいます」という台詞は京マチ子様の幽霊よりもよっぽど怖い言葉なのでは。
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