雨月物語の作品情報・感想・評価

「雨月物語」に投稿された感想・評価

MoRI

MoRIの感想・評価

3.3
単なる幽霊ものとして観たら、思ったより濃い話でした。

田舎の商人が各々の欲のため翻弄するも最後は本当に大切なものに気付き元の田舎暮らしに戻る話。

白黒だけど楽しめました。
ぴ

ぴの感想・評価

4.5
うまく言えないけど最高の映像だった、下品じゃない(⇄品がある?)の極致を見た&暮らしギャルに憧れているので生活の場面がどツボだった&京マチ子改めて美しすぎてこわい、指の先まで完璧に美しすぎて世の理から完全に外れてた
いぬ

いぬの感想・評価

3.9

このレビューはネタバレを含みます

強姦される妻
落ち武者に殺される妻
私利私欲に走り大切なものを見失う男二人

死んだ妻が迎えるシーンの幽玄の美が沁みた。
上旬

上旬の感想・評価

3.5
羅生門ほどではないが名作と呼ばれるだけのことはあるなと。京マチ子は存在として幻っぽい。ケイト・ブランシェットに近いものがある気がした。この人に言われたら朦朧としつつ従っちゃうよな。
Kazu

Kazuの感想・評価

4.0
長回しによる緊張感と幻想的な世界。霧の中舟で湖を渡るシーンや、京マチ子の妖艶さは見もの。『羅生門』と双璧をなす日本の文芸映画の傑作。
"いくら言ってもお前さん馬鹿だから、自分で不幸せな目にあわなかったら気がつかなかったんだよ"

溝口健二監督による、ヴェネティア国際映画祭銀獅子賞受賞作品。

身の丈に合った生活を望む女と、欲にかられ家を離れる男、二組の夫婦の物語。

戦国を舞台にした奇譚作品「雨月物語」の映像化、要は「ちょっと怖めの昔話」なので「ああ、この感じ子供の頃見たなぁ」と日本人にとっては見やすい。60年以上前の作品だけど、現代の目線で見ると、現実世界からじわじわと異世界に引き込まれる奇譚というジャンルと「白黒」の情報を限定された画面が合わさることによって、そこはかとない不穏さを増幅させているように思えてグイグイと引き込まれた。

やや緩慢なところはあったし、後から考えるとサラッとしすぎているところもあってこんなもんかと思ってたけど、最後まで観て、ガツンときた。こういう言い方は良くないけど海の向こうで評価された所以はこういうことかと。

ここに描かれた男と女の関係、本当の幸せのありかについては今も通じるところが多分にあり、どっぷり余韻につかっていられる。傑作。女性の群像劇でもあるので女性の方にもぜひ観ていただきたい。
みずうみを小舟で渡るシーンが神秘的。まるで黄泉の国に流れていくかのような深閑が美しく、時空のゆがみに入りこんでしまったかのようだった。この場面に象徴されるように、強欲や堕落の生々しさを扱いながら全体的にはかなくて夢のような物語。

序盤は特に響くものはなかったけれど京マチ子が登場してからはドラマが一気に動き出し、変な言い方だがふつうに面白かった。彼女は要となる役どころが多く実際に作品をぐっと引き締める女優さんだなと思う。数えるほどしか出演作品を観ていませんが。

本作が面白いと思うのは、外国人の目線になって観てしまうところ。時代設定や怪談の要素は公開当時でも古めかしいものだっただろうけれど、知らない遠い国=ニッポンのお伽噺をみているような新鮮さがある。
カロン

カロンの感想・評価

3.4
美しさはなんとなくわかる。暗い部屋での灯りとか、湖畔のシーンとかは楽しかったが、自分の感覚には古かった。映画のメッセージの到達点が、現代の感覚とはズレるのでは…。今の私では十分には楽しめなかった。
4Kテレビ持ってるならBlu-ray修復版をぜひ試して欲しいとの事で、ディスクを託されました。このBlu-ray、近づいてみるとピカピカな美しさというより、ザラ味と滑らかさの中庸を得てる気がします。黒がもっと光ればなぁ...
ざね

ざねの感想・評価

3.1
抑揚を感じれずに中弛みした気もしたけど、京マチ子の演技やはりスゴくて終盤はグッときた。森雅之もよかったけど、羅生門の時の森雅之、京マチ子ペアの方が好きかも
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