のす

雨月物語ののすのレビュー・感想・評価

雨月物語(1953年製作の映画)
3.5
船で湖を渡って行くシーンがどうやって撮られたのかが気になった。京マチ子のミステリアスで美しい妖しさ。波乱の時代に呑み込まれていく者たち。そこに生きる男の欲と罪。お囃子がずっと流れてて特に映画を引き立てている笙の音がすごく脳内に残っている。幽玄的な世界観に浸ることができた。田中絹代演じるどこか哀愁漂う妻も素晴らしかった。
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