夏時間のニコのレビュー・感想・評価

韓国映画界に新たな才能が出てきた。ある夏休み、祖父の家で過ごすことになった家族の日常を少女の目線から切り取った物が。ただ、これと言ったストーリーはない。どこにでもある家族の日々を繊細かつユーモアを交えて淡々と描く。ともすれば退屈で眠たくなる作品だが、画作りのセンスが素晴らしい！一切の無駄を排除するかのように見事なカットの連続に見入った。この監督は今後も画作りは更に上手くなるだろうし、これに物語を語る術が身につけば凄い監督になるだろう。次回作が期待。