シネフィル母ちゃん

約束の地のかなたのシネフィル母ちゃんのレビュー・感想・評価

約束の地のかなた(2019年製作の映画)
3.8
難民少女と心に傷を負った少女の交流。
二人の間には差別も偏見もない。そうだよね、難民への差別は大人社会が作ったものだ。子供たちに関係ない。
残酷な差別や偏見に負けない難民少女。それでも傷つく2人の姿に苦しくなる。
ドキュメントのような作りで、何もかも繊細だった。
ラストは希望も感じたし、フロリダプロジェクトの時のようなファンタジーもあり、少しだけホッとした。

お父さんや学校の先生の伏線は回収されずに終わったけど、ドキュメンタリーに沿ったやり方だと思えば納得。