毎日毎日数十年後の自分の姿(義母)を見ながら暮らす身重のハヴァ
他より少しばかり世界を知っていると思われるインテリのミリアム
まだ若く無知で無防備なアイーシャ
そんな、世代も環境も違う3人の女性たちが同じ場所に行き着くしかないのがこの国の根本的な問題だろう
いつまで文化や宗教を言い訳にできるのか
立ち上がっては潰されて、一歩踏み出せば押し戻されて、その間に幾万の女性の人生が終わりを迎えているというのに
ハヴァの夫と義父に殺意を抱かない女性がこの世にいるとは思えないのだが
そんな中、アイーシャの弟と婚約者には思いやりがあった
それは監督の希望なのだろうか
それとも現実にそういう存在が在るのだろうか
どうか後者であってくれと願わずにはいられない
