ながしょう

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編のながしょうのネタバレレビュー・内容・結末

3.2

このレビューはネタバレを含みます

良かった点

・夢の使い方が良かった。
 夢の中で戦っていくシーンはよく出来ていた。アニメ版インセプションといった感じ。良く言えば。
 夢だと分かるまでも良かった。少しずつ違和感を感じ、すんなり入って行けた。
 夢を使ってキャラの性格や過去を上手く説明していた。これにより、初見の人もなんとなく理解出来るのかなと思う。

・戦い方が良かった。
 何回も死んで現実に目覚めるシーンは、炭治郎の根気強さを上手く表せていた。

・構成が良かった。
 構成がこの作品の1番良かった点。クライマックスまでの持って行き方がとても良かった。単純にエンムを倒して終わりだったら、子供向け作品で終わっていたと思う。その後煉獄が戦い、ちゃんと死ぬのが予想外で良い意味で裏切られた。

・テーマが良かった。
 「正々堂々と戦う」というテーマが良かった。このテーマが合っているか分からないし、原作者の考えも分からないが、自分はこのテーマだと思う。
 最後の最後煉獄が死んでからこのテーマが分かるのも良かった。ここで気付いた観客も多かったと思う。「そういえば、エンムも正々堂々と戦っていなかったな」と。

改善点

 特になし。
 アニメシリーズが自分的に微妙で、かなりハードルが下がった状態で見た。その為とても楽しめた。減点分は単純な好みの問題。
ながしょう

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