監督 :綾部真弥
製作国 :日本
ジャンル:ドラマ
上映時間:102分
<あらすじ>
1984年、心から給食を愛している中学教師の甘利田幸男(市原隼人)は、学校から給食が消えると知りがくぜんとする。一方、彼の最大のライバルで、給食をおいしく食べるのはどちらかを競い合っている生徒の神野ゴウ(佐藤大志)は、給食革命を掲げ生徒会選挙に出馬する。そして新人教師の御園ひとみ(武田玲奈)は、彼らを見守っていた。
<感想・見どころ>
ドラマが面白すぎて一気見したので
映画も見ることにした。
教師と生徒の対決ではなく、「給食のあり方」「食べるとは何か」という食に関する根本的なテーマを投げかける内容だった。
ドラマ同様、甘利田先生と神野くんのやりとりが見れて嬉しかった。先生のオーバーリアクションがさらにグレードアップしてて面白かった。市原隼人はコメディがとても似合うと思う。
今作は感動ものとして作られている。
終盤の神野くんの演説は感動すること請け合い。
「なぜ自分はこんなにも給食が好きなのか?」
「なぜ給食があるのか?」
子供時代の自分ならとうてい考えもしなかったことを神野くんが教えてくれた。小中時代、給食はただおいしいメニューを楽しむだけの時間としか思っていなかったが、神野くんのおかげで、自分は幸せな時間を過ごしていたんだなって思わされた。
給食を否定する教育委員会の態度に激昂する甘利田先生、カッコ良すぎた。給食を心から愛している彼ならではの勇気ある行動だった。
最後、先生と神野くんがカップラーメンを食べるシーンは、「食べること」の本当の良さを表現していたと思う。