アモット

フェイスレス 顔のないボスのアモットのレビュー・感想・評価

2.0
冒頭、暴力団にはなるなみたいな啓発の文章から始まる。
いや、これ全然抑止にはなってないから。
むしろ憧れちゃうんじゃね?

ヤクザって社会の必要悪。
今の日本を見ててなおさら思う。
ヤクザへ憧れる一助に映画も担ってると思ってる。
だってカッコいいもんね。
まあそれはいいとして。


なんだか、ゴッドファーザーを狙ったような妙な作りなんだよね。
それなりに駆け足気味でとんとんと物語は進むし、それに主人公の心象が着いていけてない印象。
だから義理や人情を重んじるエピソードなどがとても薄く感じてしまった。

ラストは啓発文の通り非業の死。
そしてやたら盛り上がるエンディングロールに流れるバラード。

いろんな想いを詰め込みたくてつい詰め込み過ぎちゃったーって映画だった。
アモット

アモット