名波ジャパン10

ブータン 山の教室の名波ジャパン10のレビュー・感想・評価

ブータン 山の教室(2019年製作の映画)
4.2
言うなればブータン版「サウンド・オブ・ミュージック」。ブータンの僻地標高4,800mの村ルナナが舞台。驚きに満ちた映画。ヒマラヤ山脈の情景は息を飲むばかり。日本の民謡に通じる節回しの音楽が素晴らしい。監督の長編映画デビュー作な上に俳優の殆どが映画デビュー作であり、何よりも驚きは村の子供達がそのまま生徒役として出演していること。特にクラス委員の女の子はそのまま子役として通用する可愛らしさ。小学生の授業がチベット語と英語で行われているのに違和感を感じましたが、ブータンは英国統治が長かったので、今でも英語が公用語とのこと。これも驚きのひとつでした。素朴な心洗われる映画でした。