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ブータン 山の教室のまのレビュー・感想・評価

ブータン 山の教室(2019年製作の映画)
3.0
「世界一幸福な国」と呼ばれ日本とも昔から繋がりがあることから親日国としても知られるブータン。そんなブータンの山奥の辺境の村に教師として赴任することになった主人公が、村の人々と交流を深める話。
実際の村人も映画に出演しているそうな。

まず村があるのが標高4000メートル以上(富士山より高い)。そこへ行くだけでも大変なのに村には電気も通っていないし酸素も薄いし毎日の生活を送るだけで精一杯。全くやる気のなかった主人公はいきなり弱音を吐き帰りたいと言う。

しかし、大自然と子供達の笑顔に囲まれていくうちに徐々に気持ちが変わっていき…

子供達が天使です。あんな純粋無垢な目で「先生!勉強教えてください!」なんて言われた日には「本当は帰りたいんです」なんて言えません。

村人たちも皆親切で行きも帰りも全員総出でお出迎え、帰りたければ帰れば良いと言う。過酷な環境だけど余計な情報が入ってこないから皆ピュアで優しいんだろうなぁと…勿論お国柄とか文化とか宗教とか色々あると思いますが。

厳しい冬が来る前に山を下りることになった主人公。子供たちから渡されたお別れの手紙を握りしめて帰路につく。
村での出来事や村人への感謝に答えるようにラストで主人公が…

お涙頂戴感動させますって感じじゃなくてソッと優しい感じで終わるのが良かった。
ま