ちゃみろー

だってしょうがないじゃないのちゃみろーのレビュー・感想・評価

3.8
40歳を過ぎてADHDと診断された映画監督が、診断をきっかけに知ったASDの縁戚の男性の独居生活を3年に渡り追ったドキュメンタリー映画。序盤は監督が自分で撮影、そのうち自撮棒まで登場するが、さすがに窮屈。途中から友人の池田さんがカメラ担当になってから客観性が担保され、スムーズな流れに。企画の特殊性もさることながら、自閉症ながら周囲との軋轢や環境の変化を自分なりのスタイルで受容していく被写体のまことさんと、ズブズブに肩入れしていく坪田監督の間に醸成されるケミストリーがリアルに綴られ、人情味のある内容になっている。
2020.12.5 日本映画専門チャンネル(録画)
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