JohnConstantine

聖なる犯罪者のJohnConstantineのレビュー・感想・評価

聖なる犯罪者(2019年製作の映画)
3.1
話としてはあらすじにある通り。
少年院で信仰を持った青年が釈放され、神父になりすます。
ニセ神父ながらもその深い信仰と神父らしからぬそれでいて人々を惹き付ける振舞いで、街の人々に受け入れられ神父として過ごす姿を描いている。
街には住人の心に影を落としている事故の記憶があり、それが物語の中心にある。


キリスト教文化や美術好きの自分としては舞台・設定等はとても良かったのだが、結局のところ人間の罪がテーマだと思われ、その点キリスト教信仰のある人が見る映画ではないかと思った。

主演の俳優の風貌や雰囲気は良い。
サスペンス的な要素はないため、淡々と進んでいくが、全体にはまずまずといった印象。

それにしてもFilmarksでもYahooでも評価が非常に高いのだが、ワタシ的にはキリスト教における罪とイエスの贖罪、赦しについて知識というか実感の伴った理解を持っていないと深く理解・共感できないのでは、という疑問が残る。

キリスト教徒以外の方はどのあたりを高く評価しているのか、ちょっと不思議である。
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