鹿革を愛しすぎて鹿革ジャケットと会話するようになった妄想癖と虚言癖のあるおっさんが世界で一人だけ鹿革ジャケットを着る人になるという熱い想いを胸にジャケットを着る人をキルしていく変態映画。
滑稽さを超えた異常な心的傾向が掻き立てる殺人動機。
マジで腰を抜かした。
とんでもない変態映画。
固執する愛と狂気は紙一重。
劇中での映画製作という嘘の中に鹿革愛という真実を忍ばせるモキュメンタリー"死のジャケ狩り"にチクショウ!悩殺だ!
といっても実際には人を殺めているというドキュメンタリーなので、嘘と真実、虚構と現実が上辺だけで入り乱れる変態さ。
何度も言いますが、これはとんでもない変態映画、愛すべき変態映画ですよ!
出町座さん第2回映画批評月間にて。