しましま

霊幻道士X 最強妖怪キョンシー現るのしましまのレビュー・感想・評価

3.5
原題:至尊先生
英題:Mr.Zombie3

夏の終わりのキョンシー祭3作目。

原題は全然違うが、英題は前作の続編となっている。思わせぶりな前作の終わり方から、繋げてくるかと思ったけど何もなかったことになってるの笑った😎
いや、むしろ繋げなくてよかったよ。
なかなか酷かった前作のお陰でハードルを下げまくった上にオリジナル1作目に近い作風でもあり、比較的好みの作品。
時代遅れ感甚しく、全体的にモッサリした前作を教訓に、大幅に改良がなされ好印象。

もちろん旧名作と比較してしまうとパワー不足は否めないが、モンチョイ、チュウサムの若弟子コンビも魅力的に描かれており、作品を追うごとに増していくチン・シウホウの安定感、存在感もあってザ・霊幻道士映画として十分楽しめる。
スベリっぱなしのギャグももはや許容できるレベルになってきたのは慣れというか、ある種の悟りを開けたのかしら🤣
若弟子と女妖怪との悲恋も王道オブ王道。

そういえば退治局、Q、本作ともに「キョンシー」はほとんど出てこない(代わりに妖怪が出てくるぞ)が、そもそも霊幻道士=キョンシーという先入観が間違っているのだろう。
副題の「最強妖怪キョンシー」は、実際には只の妖怪であったが、最後の霊戦のラスボスに近くなかなか迫力があるぞ。