ブタブタ

映像研には手を出すな!のブタブタのレビュー・感想・評価

映像研には手を出すな!(2020年製作の映画)
1.0
まず乃木坂46ありきだからマトモな意見を言っても仕方ない気がするけど。
この映画を見に来る人は乃木坂の3人を見に来てるのであって映像研を見に来てるのでは無いのだろうし。
子供の学芸会を見に来てる親御さんみたいな物。
超豪華な、CGバリバリで有名俳優が周りを固めてるファンにとっては最高の演目なんでは。
浜辺美波さんはクソ映画率の高さ。
わざわざ浜辺美波さんを出す為に気象研究部何て物を無理矢理ねじ込んだ意味は?
この映画、原作及びアニメではモブ・その他大勢として描かれるキャラクターにやたらと時間が割かれてて時間の無駄使いが半端ない。
何か『映像研』の実写化というよりもアニメの『うる星やつら』的な臭いが強い。
『うる星やつら』のパロディである『プロジェクトA子』や美少女とSFとアクションの組み合わせ、80~90年代に多産されたOVAみたいな感じ。
でもその時代のアニメが持つ面白さや祝祭的な楽しさは微塵もない。
えーべん監督映画は福田何とか監督の内輪ウケやサークル同好会が作ったみたいな最低映画と同じ部類に入るけど、福田何とかが仲間うちで自分一人の満足感で作ってるみたいな本人は楽しいんだろうなって感じがエーベン映画からは感じられなくて、見てる人間をバカにしてるみたいな「こういうの作ってればいいんだろ。客は喜ぶんだろ?」みたいな非常に冷ややかな、ある種の作ってる側の人間が仕事で仕方なくやってるシラケきった空気が漂って来る感じがする。
だから見ててこっちも白けるし楽しくない。
『賭ケグルイ』もそうだったけど、その作品の根幹を成すテーマ(賭ケグルイならギャンブル、映像研ならアニメ制作)を全く描かない。
「大きい声をだす、変な顔をする、変な事をする」で客が笑うとおもってるなら田舎帰れ。
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