このレビューはネタバレを含みます
この世には人の心を潤わせるものがいくつもあるが、その中で最も中毒性が高く危険なのは恋愛(性愛)なのだろうか
見捨てられたと思うより、そんな愚かな男だったのかとこちらから見限ってやれば良いものを…と思う人間からすると、クレールの行為は更に自身を惨めにしているだけとしか思えない
けれども、そんな彼女を滑稽だと笑うこともできない
誰にだって、いくつになっても、自分の知らない自分はいると思うから
一度も会ったことのない女に“君を一生愛す”と言う男もどうかしている
精神科医の背景と、また始まりそうなラストが気になる