辰巳のfakeidのネタバレレビュー・内容・結末

前作「ケンとカズ」のノアール的な世界観を踏襲しながらエンタメ寄りな作品であった。時より笑ってしまう場面もあった。
レオン的な作品であると思ったが、個人的に違う印象を受けたのが、葵の存在であった。最後まで辰巳がそこまでして守らなくてはいけない存在なのかと感情移入が出来なかった。
多分辰巳を突き動かす要因は冒頭の弟の存在だと思うがここの描き込みが薄いために葵を守る動機づけが薄く見えてしまった。