何の前情報も入れずに本作を観た時
自主制作映画だと気づける人がいるだろうか
題材としての目新しさはないものの
魅力的な登場人物
最高のローケーション
映画を構成する要素の全てが高クオリティ
メジャー配給な作品よりもしかしたらクオリティ高いです
全員分スピンオフを観たくなるほど魅力的な登場人物
日本のどこで撮影したらこんな雄大な景色が撮れるんだっていうロケーション
特に車でとある場所に向かうところの空撮は圧巻
もうこれだけで劇場での満足度が高い作品
小路監督の
妥協なくキャスティングの決定権を持ちたい
制作の自由度を優先したい
その結果での自主制作
次回作の時はクラファンに参加せねばと思いつつ
監督主体での映画制作を後押しするような基盤が邦画業界に生まれてほしいなと切に願うのです
有名俳優が出ているわけではないのに
作品を観れば分かる全出演者から溢れる華
主役の辰巳役の遠藤雄弥さんは
ゴジラ-1.0で海岸で拗ねてる神木君に寄り添い優しい言葉をかけてたあの方です
小路監督が竜司役のオーディションで来た遠藤雄弥さんを見て
辰巳の年齢設定を下げて遠藤雄弥さんに合わせたという
必然的に演者に役をはめ込むことも
監督が全てをコントロール出来ているからこそ
本作は8年目の長編作品とのこと
もう次回作まで8年は待てません
ちなみに本作のパンフレットは必見です
インタビューだけでなく
監督が本作のオマージュ作品を一覧にし解説されてます
少し高めの価格設定ですが読み応えのある良いパンフレットです
上映館数は多くなくミニシアターを中心に小規模な上映
毎週映画館に足を運ぶような映画好き以外の人にも届いてほしい
川崎で上映されない映画は見逃しがちな私ですが本作鑑賞時にユーロスペース年会会員になったので1年間はミニシアター相互割でいろいろ足を運ぶ次第です
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劇場名 ：ユーロスペース
上映日 ：2024/05/12(日)
上映時間：16:45 ～
上映劇場：劇場①
上映作品：辰巳
座席 ：C-5
