＜映画を映画館で観ることがさらに好きになる＞
「映画音響」と一言にいっても、「えーこんなに種類があるの？！」と細かく分類されていることに、まずびっくり。
映画音響の神髄は本物の音を忠実に取り入れるのではなく、あらゆる音を試行錯誤して取り入れることで「本物らしい」音を作りあげることだと感じた。文字で読んでしまうと、それ詐欺なんじゃ・・と思うかもしれないけど、劇場で実際に工夫を凝らして作られた音響を映像とともに聴いてみると、そのリアルさに感動してしまう。
例えば、ちょうど最近、トップガンを観たんだけど、あの轟然たるジェット機の音は実際の音だけじゃなく、音に動物の咆哮を入れていたみたいで、「え、言われないと分からないし、あんなにリアルだったのに・・・」と唖然としてしまった。
映画音響の奥深さを知れば知るほど、それが最大限に活かされている映画館の音響で作品を鑑賞したくなってしまう。
そして、様々な試みの中、作られた映画の数々が作中で紹介されていて、次に観たい映画リストが一瞬でいっぱいになってしまった。
（作中で紹介されている映画はパンフレットに記載されていたので、即決で買った。）
