ゆん汰

BRUTALのゆん汰のレビュー・感想・評価

BRUTAL(2018年製作の映画)
3.4

日本映画なのに諸般の事情があったであろう、公開はおろか国内版すらリリースせず、逆輸入という形で海外版を購入。
まだ映倫すら通ってないの?

買ったのは相当前なのだけど、どうも見るまで二の足を踏んでしまったが、見たら最後まで余裕のぶっ通し。

とりあえずフィルムを意識した所々の粗い映像やノイズはなんとかならんかったかな、普通に邪魔だった。

主演はアップル銀座店での新商品が発売される度に並んで取材受けてるヒゲモヒカンのビッグウェーブさんことBUTCH。最近パズドラのCM出てたなそういえば。
なんのツテだか亜沙美や大迫茂生に仁科貴をはじめ、往年のラッパーであるラッパ我リヤの山田マン(いいライムを披露してフェードアウト)、テレビでも一時期話題になっていた平塚のラッパーmc妖精なんかも出ちゃってる。
(PVでの2人のラップバトルはカッコよかった、山田マンすごい)


他の筋の人から見れば豪華な顔ぶれだが、今作の見所はなんといってもバイオレンス描写。
監督もグロに徹したと仰っていたように、最初から臓器を鍋でコトコト…

3部構成だけど、最初が1番グロいかなあ、でも直接的とかそういうのではなく、客観的に見せられている感じで、大いに期待すると肩透かしかもしれない。一周回って哲学的要素が多いし。

ていうか、3部での造形が凝りすぎててこのためだけに作ったのかと。洋邦問わずここ最近でぶっちぎりに一番の特殊造形。
ゆん汰

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