たーたん

涼宮ハルヒの消失のたーたんのレビュー・感想・評価

涼宮ハルヒの消失(2010年製作の映画)
4.0
京アニが描く冬の表現が観たくなる時がある。曇天、白い息、マフラーの揺れ、雪の舞い、そしてサティ。どれも心に残る表現を観せてくれる。だからか、ハルヒも夏の話が多いが冬の物語も印象的だ。

散々考察されてきた名作ゆえに今さら語ることもないが、鑑賞後は物悲しさが心に生まれる。心のバランス、というのは人間だろうが宇宙人だろうが保つのは困難なんだな。

タイトルはハルヒだし、全編通してキョンのモノローグが目立つがこれはやっぱり長門の物語。数ある原作の中でも一番人気だというのも納得。