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「宇宙戦艦ヤマト」という時代 西暦2202年の選択のIdeonのレビュー・感想・評価

3.5
 擬似ドキュメンタリー形式による宇宙戦艦ヤマト2199、2202の総集編。ナレーションと真田志郎の証言を中心に構成されている。2つのシリーズを2時間でダイジェストするというのは、正攻法では不可能だが、ドラマ部分をほぼカットし、出来事としてあらすじだけを述べていくという形でうまくまとめてある。当然、本編を見るほうが良いに決まってるが、全体像を短時間で知るにはこれで良い。オリジナルではマルチバースになってしまっている「新たなる旅立ち」に理詰めに繋げようとかなり小難しい話になってしまったのが残念。やはり、「さらば」で終わるのが最善で、その後のシリーズはドル箱シリーズを失いたくないという西崎義展氏のエゴだったのではないだろうか。同じようにリブートシリーズでは、構成担当の福井晴敏氏のエゴが全面に出始めていると思う。
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