これまで観た映画の中で最も古い類い。今度はとうとう無声映画を観るんじゃなかろうか。古いとはいえ重厚なストーリーで面白いです。エバーグリーンな作品ですね。
戦時中、ドイツに占領されたヨーロッパ各地の人々は自由を求めてアメリカ行き飛行機が出発するフランス領モロッコのカサブランカへたどり着いていた。かつてはパリに住んでいたリックもその1人だが、運命を享受してカサブランカで酒場を経営していた。その折、反ドイツ運動の活動家ラズロの妻として、かつての恋人イルザが姿を表す。ラズロをアメリカに行かすまいとして包囲網が敷かれる中、リックは恋焦がれていたイルザを心から欲する。
会社の人からおもしろいとオススメされたものの、果たしてどうかな？と半信半疑で観ていたのですが、色なんて気にならずめちゃくちゃ楽しめました。
ここぞというときに流れる、タイムゴーズバイのBGM。物語を引き立てます。
ドイツ国家が流れたところでみんなでフランス国家を歌って反抗するシーン、鳥肌モノです。君が代では、こうはならんでしょう。
愛するイルザのためにラズロ夫妻を助けることを決意するリックの何と男前なことか。ラズロがクソ野郎ならまた話は違いますが、イルザを任せるに値する男だからこそ、2人をアメリカへ見送るリック。
リックの雰囲気がバイキング小峠なので、小峠の株も上がる映画でした。
愛は強いですね。君の瞳にかんぱぁい。
