JUN

カサブランカのJUNのレビュー・感想・評価

カサブランカ(1942年製作の映画)
5.0
「君の瞳に乾杯」
モノクロの世界浸ってみるとこうも臭いセリフが渋くキマって聞こえるから不思議。
愛と人情盛りだくさんの名作。イルザの愛する気持ちをスマートに上回るリックの愛ある対応に感服。なんとも綺麗な三角関係。これが第二次世界大戦下のドイツ侵攻から逃れたモロッコカサブランカが舞台だからラブストーリーに深みが出る。
ピアノと酒とタバコが時代にマッチ、且つ「時の過ぎ行くまでに」が流れると切なくも優しい雰囲気にストーリー全体を包み込むように印象。
今のこの時代には絶対に作れない作品。
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