カサブランカのヤスヤスのレビュー・感想・評価

2度目の鑑賞。随分前なので、ラストの選択しか覚えていなかった。
第二次世界大戦中の製作で、しかもプロパガンダ臭の強い作品でありながら、これだけクオリティの高いものに仕上げるところにハリウッドの底力を感じる。
ボギーは、顔はデカいし、背も低いし、そんなにカッコ良くないと思うのだが、自分の見せ方を心得ているのか、身に纏う雰囲気が魅力を放っている。
ただ、その魅力もセリフや仕草、ファッションなどが、散々パロディ等で消費し尽くされたせいで、純粋な気持ちで観ることができなくなっているのが辛いところ。