一言で、素晴らしかった。2020年の年末最後に観た映画だったが、その年の個人的ベスト作品だったかも。数カ月経った今でも強く印象に残っている。
ここまで人の心の機微を繊細に、鋭く、表現できている作品にはなかなか出会えない。そして何より優しい作品。無神経な励ましや諭しはなく、二人の紡ぐ言葉やまなざしが、自然と温かい気持ちにさせてくれる。
人は皆、その人にしか分からない悲しみを抱えているけれど、だからこそ人の痛みにも寄り添い、支え合って生きていきたい。
【追記】
これをロリータ等と並べて語る人がいるが、全く違うジャンル。それだけは読み違いしないでもらいたい、、
