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「この世界に残されて」に投稿された感想・評価

nemooom

nemooomの感想・評価

4.0
静かにあたたかく描かれる日常の中に
時折り見え隠れする哀しみと寂しさ。

戦争は終わっても終わらない。
M

Mの感想・評価

4.0
2人の心境が表情などからとても伝わってきて、静かな映画ながらも見応えがあった。
心穏やかに、少しでもしあわせを感じてほしい。
olive

oliveの感想・評価

3.6
戦争は終わってあぁよかったとはないないんだな、命拾いしたとしても命をなくすより辛い傷を抱えそれでも生きていかなくてはならない、その過酷さが痛烈に描かれていた。
私は残される側だけは嫌だ、命あっての物種、生きていればこそ、などと言うけどクララのような目にあって前を向くことなどできようか?
父の影を追い求めてアルドを慕う、アルドもまた心の空白を埋めるようクララを必要とする。親子のようであれ男と女、微妙な空気で関係も変わっていく。
東欧であった歴史もあり陸続きで7つもの国と接していて島国の日本には分からない複雑で苦しい歴史もあったことは想像できる。
観光で行ったブタペストは社会主義国の名残が感じられ情緒的な趣きがあまり感じられない気がしたけれど苦手な世界史を学び直さなければこの映画はまだよくわかっていないのかもしれない。
映画と関係ないけど有機ELの画面は暗くなると自分が写り込んでしまうので暗い場面が多いこの映画は途中カーテンを閉めて見なければならなかった😅
mh

mhの感想・評価

-

このレビューはネタバレを含みます

ホロコーストのサバイバーである主人公とヒロイン。人間関係が復活してゆくと同時に心の傷も癒えていくという、民間のサイコセラピーみたいなことがテーマ。
相手が同じ境遇にあることをひとめで見抜くプロットうまいね。
押さえたセリフ、廃した説明が、長く共産国家だったハンガリーっぽくて世界観が気持ちいい。
矢十字党は関係ないみたいなので、同じハンガリーのホロコーストものでも、「ミュージックボックス(1989)」や「ウォーキングウィズエネミー(2013)」とは無関係。そこは素直にナチスドイツの被害者という認識で間違ってなさそう。
映像で示される少ない手がかりから過去/現在を類推していくのが楽しかった。反面、歴史的なできごとにあまり絡んでいない(スターリンの死去くらい)ので、ググりがいがなくてつまらない。
終盤は結ばれることのない恋愛ものになってしまったのが、個人的には残念だった。
主人公があからさまに未練をみせるところがクライマックス/印象深いんだけど、おれはそこがいやだったんだよね。「善き人のためのソナタ」はその意味において理想形だった。
面白かった。
薄

薄の感想・評価

3.2
激動の時代に翻弄されながらも寄り添い、家族になっていく2人を描いた映画。

ストーリーの大きな動きというよりは日常を通じた細部の描写の積み重ねで見せる映画で、アルドの優しい目と佇まい、クララの意思の強さと年齢なりの脆さ、満たされていく事で2人の表情が柔らかくなっていく様子が丁寧に描かれる。伯母さんもいい人だし、背景にあるホロコーストという哀しみを受け止めながらも温かな余韻を残す良い作品だった。

作中ではそこまで説明がないけど、当時のハンガリー情勢と密接に関わっている話なので設定年代近辺のハンガリー情勢を知っておくと映画の理解が深まると思う(ラストの表情とか)。

しかし、第二次世界大戦〜ハンガリー動乱に至るまでのハンガリーの状況は知れば知るほど辛い。アルドとクララの選択もそれが良かったかどうかという以前に、あれしか選択する余地がない訳で。自由を奪われた生活を考えると切なくなる。
ラッコ

ラッコの感想・評価

4.0
素敵な作品。2人の人間愛が素晴らしい。
ラストも映像センスも好き。
クララのファッションも可愛い。
静かで優しい作品。
映像もストーリーも、そして何よりも主人公2人の心が美しい。
こんな作品に出会うために映画を観ているんだよなぁと思う。

世界史には弱いので、ハンガリーがこんな風にナチスやロシアに振り回されていたことを初めて知った。ホロコーストは本当に世界の至る所に影響を与えている。
戦争が終わっても人々の哀しみは続くし、その中で皆様々な想いを抱えて迷いながら堪えながら生きている。
ささやかな愛情を持ち寄って互いに思いやり合う穏やかな日々が続くこと、その幸せをしみじみと感じる映画。
はると

はるとの感想・評価

3.8
落ち着いた雰囲気が好きだった。すごい惹き込まれる。静かだから観終わった後に余韻が残る。クララのファッションが可愛い。
umakoron

umakoronの感想・評価

3.9
じんわりと沁み入る良作

ホロコーストを生き延びた
心に傷を抱えた男と女
42歳と16歳という年齢設定が秀逸で
2人の関係の危うさと
心理描写に惹きつけられる

見るものの邪心を弄ぶかのような
脚本が面白い

静かだが美しい愛に包まれる
非常に味わいのある作品
lily0x0

lily0x0の感想・評価

3.8
劇場で見たかった作品ですが、見逃しまして、Amazon Primeにしかなかったのでずっと見れていなかった作品でした。

とても良かったです。
88分と見やすかったですし。

あと、これはいろんな意見があると思いますが、アルドとクララの過去のについては、あえて深掘りされていないところがいいのかなと思いました。

2人の過去をもっと丁寧に描くことによって、観る側に辛い気持ちに共感や同情をさせることはできるかもしれませんが、そうでないところが私はいいと思いました。

チラッと映るアルドの腕の内側の刻印や、お風呂のシーンで蘇るクララの妹の姿。あれだけで私は多くのことが想像できるし、あれだけで充分なほどに伝わってくる描写だと思いました。

同じ時代を生きた人間にとって、年齢の壁はなく、感じる孤独は同じだと言うこと。
残されて生きていかなければいけない人たちにとって、支え合って生きていく事は必要なことだと思いました。
ここにいない大切な人たちのためにも、前を向いてこの世界に残された人たちで生きていかなければということ。
エルジやペペといった新しい人に出会って過去の悲しみを忘れるわけではなく思い出を大切にしまいながら、こうして新しい人生を歩んでいくのだなーと思いました。
アルドの最後の涙にぐっときてしまった。。、、

ハンガリーの戦後の情勢についてはあまり知らなかったので調べてみたいと思いました。
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