たむたむ

この世界に残されてのたむたむのレビュー・感想・評価

この世界に残されて(2019年製作の映画)
3.5
【記録】※スルー推奨
第二次世界大戦後のハンガリーを舞台に、ホロコーストを生き延びた16歳の少女クララと、42歳の医師アルドの交流を描いたヒューマンドラマ。
アマプラ見放題終了間際の滑り込み鑑賞。

戦火により愛するものを失った者同士が、寄り添い合い、新たな人生を歩むまで───

クララは親子ほど歳の離れたアルドに、亡き父の面影を重ねますが、少しずつ複雑に変化していきます。二次性徴を迎えた彼女の微妙な想いを察知して、アルドも生き方を模索していくことに。

物語は、そんな2人の危うい関係を軸に展開していくのですが、登場人物の過去や背景は省かれているので、ある程度ホロコーストにまつわる知見は必須。特に、戦中・戦後のハンガリー時世を把握していないと感情移入は難しいかも。。

クララを演じてる子が、次第にレディへと成長していく過程を瑞々しく演じていたのが印象的。
終盤では、かなり序盤より大人びて見えたんだけど…数年に渡って撮影された作品なのかなぁ。
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