このレビューはネタバレを含みます
Filmarks試写会にて鑑賞しました！
切なさがボディブローのように効いてくる。
初っ端の待ち合わせシーンから、歩きながらなんどもLINE見返していたりとかそのせいで電柱ぶつかったりとか、言葉よりも所作、雰囲気から漂わせる「恋は盲目感」が良かった。
大知くん（演じる、加藤くん）は結局告白しなかったけど、明らかにチャンスじゃない？って時に一歩踏み出せないのは、友達の関係性を続けたいと思ってるのか、相手を悩ませない優しさなのか、玉砕するのが怖いのか...。
渡辺大知くんと徳永えりさんの共演も楽しみで、「恋のツキ」のイメージがあったので、キャラが予想と違いすぎたけれど笑、でもこれまた違った化学反応があった。
あとは、終盤、太賀さん演じる美帆の彼氏の演技が物凄く良かった。選ぶ洋服の生地感や、クリエイティブな職業であること含め、加藤の方が、お似合いなのではと思ってしまうけれど。とはいえ、加藤に会ってすぐさま美帆と加藤の関係性を理解して、核心を腹を割って話せる様子からして、自分の気持ちを包み隠さず伝えられる人なんだろうなと思い、そういうところに美帆は惹かれたのかもしれないなと思った。
オンライン試写会自体初めてだったが、アクション映画やミュージカル等ではなく、こんな風に日常を描いた映画は、部屋の中で見てこそ、より感情移入できる気がする。
良い体験をさせていただき、ありがとうございました！
