カバディダック

セノーテのカバディダックのレビュー・感想・評価

セノーテ(2019年製作の映画)
2.5
性分として、この顔だけ映された人と引用されてるマヤの詩と関係はどんなものなの? 彼らは詩にあるような伝統とどのように付き合ってるの? 彼らを神秘的イメージに閉じ込めてしまってない? 観客はステレオタイプの消費者になってしまってない? 子どもの声使うの何で? 彼らはこの作品見てどう思うのかな? よくできてると思うのだろうか? などと気になってダメだった。これがマヤの監督が撮った映画です、ともし言われたらあまり気にならないから、恣意的なものですが。

ふつうにもっと今の彼らの生活や文化をしっかり時間をかけて映してくれたら、監督との関係性がわかったらと思うんだけど、それだと、ただのドキュメンタリーになって監督の作風と合わないのかもしれない。

冒頭の音と光ですごいな! となったけどあとは上のことが気になってだめでした。

ちなみに、水中洞窟に入って抜けられなくなって見つからないとか、洞窟からいなくなった人の声が聞こえる気がする、というのは本で読んだことがあって、洞窟に共通する普遍性のあるエピソードなんだなあと。ケイブダイビングはまじで怖い。