詩で詠まれる幻影的な世界に、セノーテ-泉を渡り没していく。
カメラで追う岩肌や差込んだ光を反射する魚は何処の河海にもいるはずなのに、その存在自体が稀有で神秘的に思われるように映る。
聴こえる音は水…
【絵画的な幻想世界】
メキシコはユカタン半島北部に点在しているセノーテ、つまり洞窟内の泉を映し出した映画です。その一帯に暮らす人々の生活や祭も登場します。セノーテは水源として実生活に必要であったば…
新・文芸坐で見た。
メキシコユカタン半島にあるセノーテとは、昔から人々の生贄などに使われていた泉である。その泉は半島各地に存在して相互に繋がっている。
そこにiPhoneを片手に一人で潜る小田監督。…
自由の利かない水中での自然や偶発的な光の明滅と、それを捉える機械の視点。撮影者の主観が強く出ることを極力避けながら、撮影という行為の豊かさを画面全体に広げる。
水と光とそこに生きる人々。
音が素朴で…
(C)Oda kaori