セノーテの作品情報・感想・評価

上映館(3館)

セノーテ2019年製作の映画)

Cenote

上映日:2020年09月19日

製作国:

上映時間:75分

監督

「セノーテ」に投稿された感想・評価

200

200の感想・評価

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映像と音の強さに気づいてあえて映画にしたのか 閉ざされた空間で受け止めきれない映画体験以上のことが進む 巻き込まれる感覚
映画のリアリズムとは良くいうが、有名なバザンのディープフォーカスと長回しにしても、所詮は然るべく仕組まれた「リアル」に過ぎない。映画は否応なしに現実を無秩序に切り取ってしまうという厳然とした事実に対抗するためにこうした「リアリズム」も生み出されたのであろう。
一方この映画が映すのは主に「セノーテ」である。ときにそこに棲息する魚をしばらくキャメラが追ったりもするのだが、ただ水中を漂っているだけのときも多い。そうしたときに、観客はどこを見ればいいのか戸惑ってしまうだろう。まさに映画の無秩序さがむき出しになる瞬間である。
…というようなことを観ながら考えていた。
Jaya

Jayaの感想・評価

2.5

このレビューはネタバレを含みます

酔うから勘弁してくれ、というカメラの動きばっかりでした。というか酔いました…。

意志のある映像とは思えないカットばかりでした。魚がいたから撮りました、というような。絶対にこのカットを撮りたいから撮った、というようにあまり思えませんでした。美しいなと思えるところは数箇所ありましたが、殆どに狙ってる感があって今ひとつでした。
撮っている場所も、ロープは張ってるし空気溜りはいっぱいあるし、既にダイビングスポットになっている様子。全然神聖な場所に見えませんでした。暗闇も入り口からえらく近いし、「浅っ!」と思ってしまいました。
マヤと大して関係なさそうな闘牛のカットだったり、インタビューもセノーテの神性は既に失われていることを窺わせるものばかりで、世俗化したセノーテを表したかったのかなとも思いました。その割に子供にマヤの詩読ませてるし、何がしたいのかよく分かりませんでした。

フィルム撮影はいいとしても、朗読の音量音質は何とかならなかったのかなとも思いました。牛の声も正直うるさいだけでしたし。

ゴリゴリのアートフィルムの雰囲気が強すぎて、美術館で上映した方がいいのでは、と思った作品でした。
U

Uの感想・評価

3.8
様々な意味を含む恐ろしさ、初めての体験だった。心地良く羊水の中を泳ぐような気持ちにも。小田監督のカメラが水中から水面に見える泳ぐ人々を捉えながら、何の音か分からない聞いたことのないような不穏な音が聞こえるシーン、恐ろしくてたまらないのに耳を澄ませてしまったり。無意識に普段の自分を投影して観てしまったり。色んな感情が溢れて泣いてしまった。もう一度観たい。
cnt

cntの感想・評価

3.7
映像と音

メキシコの生(raw)の部分と神話、自然を抽象的に。
水の中のクローズアップ。
水の落ち方、動き、光、音、セノーテの広大さ、深さ、神話性、生命。

太陽、光、水、火、木、動物、骸骨、死


「-- 朝露が幸せを運んでくる--」
水の中なのか外なのか、朝なのか夜なのか、自分は寝てるのか起きてるのか。

セノーテが冥界とつながってるという話から、このふわふわした感覚はちょっとした臨死体験?みたいでした。
hitoe

hitoeの感想・評価

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非常にセンサリーな作品だと思いました。
とくにサウンドスケープが面白かったです。
映像、音、語りが微妙にずらされているので、どこかで馴染ませなければいけない、そういう楽しさがありました。(この感覚の言語化、私には難しいです…)

冒頭、カメラが水中にあるのかどうか、そして天地の感覚も分からなくなるのだけど、とてもこころよい感じ。トランス状態の様な。重力を奪われる感じ。
セノーテの持つ神秘的なパワーがなんなのかは分からないけど、全く否定するのも難しい、みたいなザワザワ感。

うーん、センサリー。滑り込みで見てよかった。
chris

chrisの感想・評価

4.0
The reason why Cenote worked with all the mixed media is because it talks about the past.
前情報「第1回大島渚賞受賞」のみでの鑑賞。だって大島渚大リスペクトだし…

ごめんなさい、死ぬほどつまんなかったです…「2001年宇宙の旅」の冒頭20分(地球版)ってかんじで死ぬかと思った…

神秘的だかなんだか知らんけどこんな映画を面白いと思える人の気が知れねえ
「既存のコードへの内破」と見れば、作品として有り体になるんだろうけれど、流通の面からいってもやはり認めないわけにいかないでしょう。
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