社会問題提起的ドキュメンタリーとは対称的な、流れる映像にただただ没入する映像体験ドキュメンタリー。
たまたま去年「the世界遺産」でセノーテを扱っていた回も観ていたのですが、同じ場所でもこんなにも違うのかと感銘を受けました。
観光としてのセノーテではなく、古代マヤから"そこにある"セノーテ。
美しさだけではなく、恐怖もあるセノーテ。
赤、青、黄、青、緑、青、黒、青。
青青青。
リアルな水の中の映像体験は、4K8Kで撮ることだけが映像美ではなく、何をどう撮るかによって浮かび上がる美もあるのだと改めて気付かされました。
ただ、ポートレートの意味があまり感じ取れず、そこで没入体験が途切れてしまうのが残念でした。