マーフィー

461個のおべんとうのマーフィーのネタバレレビュー・内容・結末

461個のおべんとう(2020年製作の映画)
4.4

このレビューはネタバレを含みます

元々はKREVAを観に行ったようなもんだったんだけど、
蓋を開けてみたらすごくよかった。

特に「生活音」がすごくいい映画でした。
はじめピーマン食べる時の音がめっちゃあからさまで、えーちょっと...と思ったんですが、
それ以外のところはむしろ心地いい感じで。
ドアの音ひとつにしてもすごく好き。
料理の音なんか最高にいい。
音フェチになりそう。
菜箸をお皿に一旦置く時の音とか。

ライブシーンはプロばっかりだからめっちゃ良かった。
やっぱラップはラッパーがしないと。
あとKREVAだからこそラップ以外の何もしてない時の佇まいがしっかりしてた。

話の内容も好きでした。
ひとつだけ言うなら、最後に親子2人で坂を登る時に「バーン!」ってやって欲しくなかったな。
序盤のシーンで虹輝が子どもの頃にあの坂でやってたことの再現なんだけど、
個人的にはラストシーンで同じ坂が出てきた時点で、自然と思い出されて鑑賞に浸ってたんですよね。
そこであえてやるのは野暮だったなあと。
あそこは見る側の想像に任せてくれてたらもっと良かった。

サントラないんかなあ。
マーフィー

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