勝沼悠

ディヴァイドの勝沼悠のレビュー・感想・評価

ディヴァイド(2011年製作の映画)
2.9
 核攻撃(?)をアパートの地下に逃れて生き延びた9人の男女。地下に篭る彼らのもとにある日防護服を着た謎の男達が襲い掛かってくる。

 密室サバイバルの中で狂気へと落ちていく人々。その描写はかなりどきつい。
 防護服の男達との戦いから閉じ込められてしまう絶望感、誰もが狂うか利己的になる展開がいい。
 外の防護服の男達の雰囲気が見事だっただけに、何の解明もしないラストはもったいない。ホラー映画は理由の説明がない方がいいものとあった方がいいものがあるが、この映画は後者だと思う。
勝沼悠

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