ブライアン・デ・パルマ長編監督デビュー作。
なかなか面白かった。モノクロで描くサスペンスコメディ。
写真家クリストファーがカレンをモデルに映画を撮ることに。
そこで起こった殺人事件をクリストファーとカレン、さらに彼らを取り巻く3人の人物の視点で交互に描き、徐々に明らかになっていく真相。
劇中劇でしたー!とかなるんじゃないの?と思って見ていると意外な展開に。
シンプルな話を異なる視点からなる構成で面白く見せていくタイプの映画。
クリストファーには映画を撮らなきゃならない事情あり、頼らざるを得ないプロデューサー、映画制作現場が舞台でしかも覗き部屋みたいなものあり、離婚したいと嘘をつく男に惚れた若い女、仕事仲間のオットーがちょっとおかしな人でいたずらなのか本気で考えた行動なのかわからないのも話を面白くしていた。
そんな登場人物の視点が交錯し、徐々に明らかになる。誰が殺した?とガン見しているところをサラッとかわす。
小道具のアイスピックの本物と偽物を「わざわざ」矢印で観客に表示するあたり、ミステリーならこれ知っときたいんでしょう?とでも言いたげで笑ってしまった。
これ、誰かリメイクすればいいのに。
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