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空想特撮怪獣 巨人創造 LEDXのnori007のレビュー・感想・評価

空想特撮怪獣 巨人創造 LEDX(2016年製作の映画)
3.7
初代ウルトラマンは大変な衝撃的な番組だった。
そしてその衝撃を人生のすべてに影響されいつかは自分で巨大ヒーローを撮ってみたいと思う。庵野秀明、河崎実、そしてこの武幸作監督も恐らくそうなのではなかろうか。

物語はかつて地球には巨大ヒーローがおとずれて怪獣を倒していたという歴史が語られる。これこそウルトラマンのメタフィクションである。

出演者には、ウルトラマンでハヤタ隊員やスーツアクターをやられている黒部進、古谷敏、きくち英一らレジェンドの人たちが出演してるのもそうしたリスペクトされているからだろう。

主演は東野佑美、中村朋美という超絶美女なモデルさんを起用。この映画完成当時、東野佑美さんは有名人とのスクープもあってそうゆう意味でも当時アツかった。w

もちろん特撮というのは金がかかる。インディーズ映画でやるのは大変なことだろう。
しかし東映と円谷と東宝このトップ3以外にも特撮はあっていいはずだ。いやむしろどんどん作って欲しい。

そして物語に真実味をもたせるのがロジカルな脚本。科学的な解説によって物語に真実味をもたせる努力がしてある。そして基本いい話になっているのだが、やはりヒーローと怪獣のプロレスも見たい。つづきがあるよ。みたいな終わりなので次回作に期待!!
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「空想特撮怪獣 巨人創造 LEDX -レッドエックス」監督:武幸作(2016)
★★★
2018/06/10
日本の怪獣映画は、あくまでも勧善懲悪ではなく怪獣も街を破壊したりはするが、本来はこの地球に住むひとつの生き物なのだ。つまりそこには動物愛も描かれたり、共存の難しさも描かれていたりする。この映画はそんな面を前面に出して作られており、怪獣も知性を持ち独自の方法で地球を守っていたことがわかる。つまり東宝や円谷が裏テーマとしていたものを会えて前面に出したところが新しい。

キャストも黒部進氏、古谷敏氏、きくち英一氏というウルトラマンのレジェンドの方々が出ているのが素晴らしい。主演の東野佑美さんは三代目jSoul~の彼と熱愛報道になったことで注目された美人さんw

なので自主制作ながらかなりがんばっていると見られるのだが、肝心の燃えどころが無いのが残念である。特撮部分の緻密さと迫力が加わればもっともっといい作品になったと思うのだが。
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