このレビューはネタバレを含みます
最近見たヤクザと家族にテーマはめちゃくちゃ似てる
身寄りが居なくなってヤクザになるしか道がなくなってしまった男が、刑務所に入って出てきたらヤクザが生きづらい世界になってしまっていた。更生した犯罪者に人権はあるのか？系
2年前くらいからパラサイトとかジョーカーとか格差社会をテーマにした作品が増えてきたけど、日本ではヤクザってのが締め付けで人間的な生活を送れない。昔との落差。みたいので表現しやすいんだろうな。
条例をバンと出してきて、ケータイを契約できないとか身近にあるものが無くなるってことを打ち出してきたヤクザと家族のがリアリティがあった。
逆に今作はこんな人いるの？って思うくらいに主人公が真っ直ぐで不器用。ドラマティックでより感情移入をする。
映画を見ていて気付いたけど、いまだに刑務ってミシンで服を縫うとかなのかな？単純作業は機械に奪われていく世の中で、更生目的で行うはずの刑務が役に立たないの良くないよね。
お手本のように天気が悪くなったら良くないことが起きていたなかで、三上がいなくなった世界がめちゃくちゃ綺麗な青空でタイトル「すばらしき世界」がバンと出てきたのが皮肉が聞いてて印象的。まるで三上のようなはみ出しものがいないことが是のようにうつった。胸くそわりぃー！！サイコー！！
役所広司の顔は優しいのに、体でっかくてなんかわかんないけど怖い。近寄りたくない。っていうのがめっちゃ役に合ってた。凪待ちの香取慎吾みたいな。
ストリートファイターからリアルストリートファイトに移る演出サイコー
途中で出てきた風俗の女性。東北大震災で風俗に流れた人もいるんだなぁ。女性には風俗っていう受け口があるんだなぁって思う
