パーフェクトデイズにつづき、役所広司作品。
三上という人間は頭に血がのぼりやすく、前半はそれらが少し嫌な印象に映るものの、徐々に自分の中の正義にまっすぐだからこその性格でもあることに気がつき、ちょ…
歳を重ねても変に無邪気で危なっかしさが全く消えていない、そんなところが切ない。
根本的な部分というか、不器用で短気、後先や損得を考えることがない男の人生。
自分を守ることの大切さを教えてくれた人…
いい人なのに不器用な生き方しかできない三上さん。その三上さんを役所広司さんが元々こんな人だったのかーと思わせるほどで素晴らしかった。引きつけられて最後まで一気に見た。
いい人たちに見守られ、これから…
Yahooで孤独死の映画と紹介されていたのをきっかけに鑑賞した。でもこれは孤独死ではないと思う。
三上は三上ファイブとも見える周囲の温かい支えによって、生まれて初めての『孤独からの解放』を胸いっぱい…
まっすぐ生きることの難しいさ、美しい世界の皮肉さを感じる映画だった。
三上が九州に飛ぶシーンで、緩やかに人生を下っていってるのに反して曲(love lost in heaven)はこれから人生が上…
(西川美和監督)
最後の介護施設のシーンが苦しくて美しくて三上さんの胸の内を全て理解はできないけど本当に苦しかった。
これから社会に出ることを想像していろんな意味でドキドキだけど純粋に人への感謝の心…
レールを外れた人間の生きづらさや苦しみを描く割に、三上の周囲に集まるのは彼を支え見守ろうとする善人ばかり。三上の人柄故なのかもしれないが、個人的に物語のご都合を感じてしまった。
加えて、踏み外した…
社会という枠組みから離れた人間が復帰するのってこんなに大変なんだと思い知らされた。
優しくて真っ直ぐな三上が腕っぷしや威圧して解決しようとする姿が、本当に他の方法を知らないんだなって感じた。
周り…
©佐木隆三/2021「すばらしき世界」製作委員会